グッズや体調の話など

無印ロックマンなど

デマかも→北米版ロックマンの絵は「子供が描いて雑誌に応募したもの」

だいぶ前の話だが、ツイッターをROMっていたら、「北米版ロックマン(1作目)のパッケージイラストはNintendo Power(雑誌)で募集した子供のイラストである」というようなツイートが目に入り、なんだそれ、初めて知ったが?と思っていたが、普通にデマっぽい。どうなんですかね。

調べてみるとまず、2015年に書かれたGigazineのこの記事が出てきた。

 

海外で販売されたロックマンのパッケージがニセモノかと思うレベルの驚愕のダサさhttps://gigazine.net/news/20151220-mega-man-bad-cover/

 

記事にはAVGNの動画が貼られ、こんなことが書かれていた。

Nintendo Power」という雑誌の中で子どもからパッケージデザインを募集したそうですが、選ばれたのはなぜか大賞を取ったデザインではなく落選した人のデザインだった模様。”

 

(え、初めて聞いたが)

とりあえず、その、「Nintendo Powerで行われたMega Man(1作目)のパッケージデザインの募集」について知りたくて、MMKBのNintendo Powerの項目(https://megaman.fandom.com/wiki/Nintendo_Power)を見てみた。

Nintendo Powerで初めてMega Manシリーズが取り上げられたのは「2作目」かららしい。そもそも、この雑誌が最初に発行されたのは1988年7月/8月で、一作目のMega Manの発売日である1987年より後だという。

 

ちなみに英語版ウィキペディア(https://en.wikipedia.org/wiki/Mega_Man_(1987_video_game))には、北米版イラストについて、「カプコンUSAの社長は、マーケティング担当者に翌日までにカバーを仕上げるよう指示し、彼(マーケティング担当者のこと?)は友人に約6時間でカバーを描かせた(雑訳)」というようなことが書かれていた。

これの参考文献は、「Game Makers」(2003〜06年までG4で放映されていたアメリカのテレビ番組)の、シーズン2エピソード19の稲船さんへのインタビュー。https://web.archive.org/web/20110917124528/http://www.g4tv.com/gamemakers/episodes/1152/Mega_Man.html 

↑記事のアーカイブも残ってるんだけど、どこでインタビュー内容が見られるのか分からなかったw

 

次にMMKB(https://megaman.fandom.com/wiki/Mega_Man_(video_game))の方を見てみた。「デザイナーはゲーム発売までほとんど時間が無い中で制作を依頼され、source material(稲船さんのイラストの事?)を見たこともゲームを見たことも無かったため、ゲームとはほとんど何の関係も無いカバーになってしまった。(雑訳)」と書かれていて、こっちの参考文献には、このyoutubeの動画が貼ってあった。

 

Megamans History

https://youtu.be/w_nu4NXRljY?si=mU8NTpCcOQ6XwHtD

 

動画の概要欄には「このビデオを作成したのは私ではありません。ロックマンアニバーサリーコレクションゲームディスクに収録されているG4のインタビューからのものです。」というようなことが書かれていた。G4ってことは、もしかして、これがさっきの稲船さんへのインタビューってやつか?

 

まあ、そういうことなんで、Gigazineとかに書いてある「北米版ロックマンのパッケージイラストはNintendo Powerが子供達から募集した」というのはデマの可能性が高いです。

 

急いで調べて書いた為最後まで雑な文章でした、すみません。