グッズや体調の話など

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謎の風邪をひいた話。

今年(2024年)の2月1日には喉の痛みや頭痛、だるさ等の身体の不調が目立ち始め、熱を測ると37.8度あった。

ちなみに使っている体温計は、小数点以下2桁まで表示される婦人体温計。口内で検温し、結果が出るまで5分くらいかかる。長え、と思いながら、手元にあった体温計がこのようなものしかなかった為仕方がなく使用した。

きっと新型コロナウイルスに感染したのだろう、と思った。なぜなら当時、新型コロナウイルス陽性で自宅療養中の親と同居していたからだ。もしそうだったら人生初コロナである。

5類になり、マスクをしない人が増えてきた中、私は外出中にはマスク着用を欠かさなかった。ワクチンも3回打ち、仕事から帰宅したら必ず手洗いうがいをした。だからか、コロナ感染が流行り始めてからのこの4年間、ちょっとした風邪すらひかなかった。だが自宅療養中の人と同居していたらどうしようもない。いや、まだ検査していないから、コロナかどうか分からないんである。まだ“謎の風邪”なんである。

とりあえず検査を受ける為に、徒歩で行ける程近くにある内科に電話した(発熱外来は予約制の病院)。が、どうやら「今日はもういっぱい」との事らしい。「次の日朝早くにまた電話してくれれば予約できたりできなかったりするかも」というような事を言われたが、朝早くに起きてる気がしない。検査は諦めた。

 

次の日。悪化。

当時の症状は…最初は「コロナワクチンの副作用レベルで済むかな?(副作用が酷かったタイプの人)」と思っていたが、そんなことはなかった。ワクチンの副作用とは比べ物にならない辛さだった。

とにかく喉の痛みが酷かった。喉の痛みに比べれば高熱とかどうでもよかった。酷過ぎて声も出せず、出せてもガッサガサで相手に言葉が伝わらない、会話ができなかった。

喉が痛いと嚥下ができない。飲食は勿論、唾も飲み込めない。飲み込むと喉に刺さるような激痛が走るのだ。だからどんどん口内に唾液が溜まる。溜まったら洗面台に吐き出す。しかし常に洗面所の近くにいる訳ではない。そういう時は唾を飲み込む。脇毛のブラジリアンワックスを剥がす前の覚悟と同レベルの覚悟をしてから、飲み込む。

何も食べないとお腹が空く。お腹が空くと眠くなる。療養中はとにかく寝ていた。しかしそれは決して気持ちの良い睡眠ではなかった。睡眠中につい唾液を飲み込んでしまうこともあり、その激痛によって覚醒したりもした。痰の量も多いので、窒息しそうになる。喉が痛いと痰もまともに出せない。咳すら苦痛。痛いのだ。ついでにずっと鼻水も止まらない。痰と鼻水で呼吸が苦しい。

薬を飲むのも一苦労だった。病院に行けていないので、市販薬でやりくりしていた。「バファリン」や「ロキソニンS」「パブロンのど錠」などを服用していた。あと「のどヌールスプレー」も。今思い返すと「パブロンのど錠」と「のどヌールスプレー」は今回の喉の炎症にはあまり効果が無かったような気がする。痛みに関してはロキソニンがそこそこ効いた。なので本来なら空腹時の服用をオススメしていないロキソニンを、食事の前に飲んでいた。

 

こんな感じで布団の中で苦しんでいる間に、家族が新型コロナウイルス抗原検査キットを買ってきてくれた。

使ってみた。

結果はこうだった。

陰性。

嘘だろ?じゃあなんだ?休日にコロナ陽性自宅療養者と家にいると感染するインフルエンザ?

…まあ、前から抗原検査キットはPCR検査より精度が劣るとは聞いていたし、軽く調べてみるとどうやらこのアンスペクトの唾液タイプとやらは、厚労省承認の検査キットの中でも特に偽陰性が出やすいらしい。また唾液より鼻腔で検査するタイプの方が精度が高いらしい。家族の人から「どっちがいい?」と聞かれ、「唾液」と答えたのは私である。こういうのはきちんと調べてから答えるべきなんである。

 

熱が出てから3日でついに39度がでた。これが最高温度だった。

 

…相変わらず喉の痛みに苦しみながら、なんだかんだで発熱から5日くらい経ったあたりだろうか、熱はだいぶ下がり身体のだるさもなくなり、かなり元気になった。ただ喉の痛みはまだ酷く鼻水と痰も出る。職場の上司と相談したらまだ来るなと言われた。結局仕事は1週間以上休んだ。1週間経ったら喉の痛みは無くなったので良かった。

しかし今度は咳が止まらなくなった。療養中は咳なんか、痰を出そうと意識して出すときくらいしか出なかったのに。逆に言うと咳が止まらない以外は全部健康である。

なので、ただ咳が出るだけの元気な人として、労働を再開したのだ。

 

この記事を書いている今は、発熱から3週間以上が経過しているが、まだそこそこ咳が出る。同じ職場のコロナ経験者によると、1ヶ月間は咳だけが出る「後遺症」が続いたという。コロナ経験者がこう言うんだから、私の咳も一ヶ月間続くのだろう、あ、いや、私はコロナだったかどうか、結局分からないんでした。